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連関資料 :: 社会

資料:4,241件

  • アメリカ社会における新興宗教とキリスト教との関わりあいについて
  • 「アメリカ社会においてNew Ageの思想がいかなる影響を与えたのか?」 序論  このレポートでは、アメリカの新興宗教であるNew Ageのアメリカ社会への影響について、考えていきたい。そのために、アメリカにおける宗教の特殊性、とりわけ、キリスト教との関わりについて考えたい。先進国の中でも、特に宗教的関心が高いといわれるアメリカだが、その宗教はキリスト教が主流である。しかし同じキリスト教である、といってもその中で細かな考え方の違いが存在しているのもまた事実である。こうした差異はあるものの、アメリカの伝統的価値観にキリスト教が強い影響を与えてきた。  1960年代に端を発するNew Ageの広まりは、既存の価値観と完全に対立するするものであった。つまり、輪廻転生をはじめとする非欧米社会の宗教的概念に、多くのアメリカ人が強い拒否反応を示したのである。こうした、経緯はShirley Maclaineの著書“Out on a Limb”に詳しい。この本の引用から、われわれはNew Ageの思想に触れることができるだろう。それでは、始めていきたい。 宗教的な国、アメリカ まず、アメリカにおける信仰について考える前に、そもそも宗教というものがどういうものなのか考えてみたい。日本人であるわれわれは、ともすれば宗教というものを何か胡散臭いものと捉えがちである。そして、多くの人が自分は無神論者であると考えている。しかし、本当にわれわれの中に信仰というものがない、と言い切ることができるのだろうか? そもそも宗教に関して、辞書ではどういう説明がなされているのだろうか?三省堂の大辞林で「宗教」を調べてみると、『[1]神仏などを信じて安らぎを得ようとする心の働き。また神仏の教え。[2](補説)religion 経験的・合理的に理解し制御することができないような現象に対し積極的な意味と価値を与えようとする信念・行動・制度の体系。アニミズム・トーテミズム・シャーマニズムから、ユダヤ教・バラモン教・神道などの民族宗教、さらにキリスト教・仏教・イスラム教などの世界宗教にいたる様々な形態がある。』とある。実際のところ、宗教というものは概念的で実態として捉えにくいものであり、こうした辞書の説明は、あまりわれわれの理解の助けにはならないのかもしれない。しかし、この辞書の定義にあるように、宗教の基盤にあるのは超人的な現象の理由をどうにかして捉えようとする姿勢である。 こうした姿勢は、多くの哲学者の「宗教」の定義にも見ることができる。たとえば、マレットは宗教を「人間の有限性の克服」と考え、フレーザーは「超人的な力・存在に対する宥和」であると定義した。この定義は今回のレポートの重要な論点であるNew Ageの主要な考え方をずばり言い表しているのだが、これを言った哲学者がキリスト教の価値観に多分に支配されていたであろうという事実は示唆的である。かの有名なカール・マルクスは「宗教は阿片である。」と表現し、宗教が死後の世界や来世での救いを餌に革命を阻止していると激しく非難している。 アメリカという国においては、宗教というものがわれわれの想像以上に人々の意識の中に根付いている、ということが統計的に示されている。1997年にミシガン大学によって、主な国別の毎週の教会への出席率が調査された。その調査によると、アメリカ人の40%が教会のミサに出席していると回答した。この数字は、いわゆる欧米先進国の中ではイタリアと並んで高い水準である。この調査は電話によるものだったために、実際にそれだけの割合のアメリカ人が
  • レポート 国際関係学 アメリカの宗教 キリスト教 ネオコン new age out on a limb
  • 550 販売中 2007/01/11
  • 閲覧(4,516) 1
  • ヴィクトリア時代の小説について、当時の社会背景なども考慮しながら述べよ。
  • 「ヴィクトリア時代の小説について、当時の社会背景なども考慮しながら述べよ。」 大英帝国が世界の覇者であったヴィクトリア女王治下、この時期に産み落とされた小説における普遍的特徴とはいかなるものであったか。本稿では先ず、当時の社会状況に触れながらヴィクトリア時代を定義付けし、次にヴィクトリア朝の小説の一般的特徴と文学史上の位置付けについて概説をした上で、個々の小説家、特に時代を代表する作家達であるディケンズ、サッカレー、ブロンテ姉妹らの作品にターゲットを絞り、それらの特色を詳しく述べていきたい。 「ヴィクトリア時代」とは本来ヴィクトリア女王の治世全体を指すが、とりわけ英国が世界経済の覇者としての地位を誇った、1840年代から1870年代初頭のあいだの社会・文化に限定して用いられることが多い。この当時のイギリスをマクロな視点でみれば、産業革命によって工業化と都市化が目覚ましい発展を遂げ、特に1851年のロンドン万国博覧会開催は、この時代の英国の地位を示す象徴的出来事であった。ミクロ的視点では、中産階級の社会的進出に続いて労働階級の政治的権利が漸次拡大されてゆく時期であり、また、適者生存という自然淘汰による進化論の主張によってキリスト教の根本原理を揺るがした「種の起源」が公になった時期(1959年)でもある。1890年代以降は、ちょうど日本のバブル経済が崩壊していったかのように「ヴィクトリアニズム」は急速に衰退していき、南アのボーア戦争が勃発した2年後になるとヴィクトリア女王は世を去り、その時代は終焉を迎えた。 さてヴィクトリア時代に活況を呈した小説にみられる一般的特徴は、筋の複雑さ、登場人物の多さや階層的な広がり、都市生活の慌ただしさ、活気とその反面の富と貧困の鋭い対照など、当代における新社会の雰囲気を感じさせるものである。英文学界の中心は小説だったのだ。小説家は、市民の世界観に馴染むような、当代の世相や風俗を反映した作品を生み出し、その結果小説が広く普及していったのである。かつてのように詩が文学の一番中心のジャンルであった時代は過ぎ、近代小説が中産階級に多数の読者を獲得していった。代表的小説家はディケンズと、彼のライバルだったサッカレーの二人だが、また同じようにこの新しい時代の小説の波に乗って登場し、これまでにない女性の自己主張の声を響かせたシャーロットとエミリーのブロンテ姉妹も、小説の世界に大いなる発展をもたらした。しかしヴィクトリア時代の文学界に最大の功績を残した小説家といえば、ディケンズにとどめを刺すだろう。以下、ヴィクトリア朝における個々の小説家およびその作品群について叙する。 チャールズ・ディケンズ:彼は大英帝国を代表する国民的作家である。ディケンズは、時として誇張や感傷に走るきらいもあるが、機知とユーモアをもって人間を生き生きと描き出し、当代随一の流行作家となった。 新聞記者時代に著した処女出版「ボズのスケッチ集」以降本格的な創作活動へ入り、筋の無い滑稽な挿話集「ピクウィック遺文録」を出世作とした。初期の佳作「オリバー・ツイスト」では、貧困にあえぐ下々の者たちが置かれた状況をほのめかし、また「クリスマス・キャロル」では守銭奴で利己的な老人を主人公の生き方を題材にして、人々の金銭的執着、その執着からの解放をメルヘン調で表現した。後期になると、彼の作品は一種の象徴的手法を駆使し主題の雰囲気を盛り上げることに成功した。その傑作「荒涼館」では、裁判制度の欠陥を、象徴的ともいえる陰鬱な雰囲気のなかにおいて鋭く指摘し、また晩年の傑作「大いなる遺産」で
  • レポート 海外文学 ヴィクトリア朝時代 サッカレー ヴィクトリア朝 小説 ディケンズ
  • 550 販売中 2007/02/14
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  • 各国の「障害」問題への社会政策の取り組み方の相違
  • 各国の「障害」問題への社会政策の取り組み方の相違 表1:障害者問題をめぐる理念と政策の国際比較 アメリカ型のモデル 北欧・イギリス型のモデル 基本理念 自立+自助 能力主義 (能力によって相違が生じること はあってもよいが、障害それ自体 によって差別されてはならない) 自立+公的支援 基本目標 機会の平等 結果の平等 具体的政策 バリアフリー化を通じた社会参加に おける「アクセス」の保護(雇用、交 通、建物、通信など) 生活支援サービスの充実(介護など) バリアフリー化 障害者への アプローチ 医療モデル(ないし科学技術による解決)の志向強い (遺伝子診断・治療などを含む) リハビリテーション >ノーマライゼーション 生活(福祉)モデルの思考が強い リハビリテーション <ノーマライゼーション 公的政策についての考え方 小さな政府 大きな政府(北欧) 問題点 重度障害者に対するケア 障害者の二極分化 国民負担の増大 障害者の自立促進の不徹底のおそれ 共通の方向 障害者の地域における自立(脱・施設、脱・過度の保護的施策) 表1から読み取れること ①公的政策面でアメリカ型は小さな政府を思考す
  • レポート 医・薬学 福祉 障害者 医療 ノーマライゼーション
  • 550 販売中 2007/10/08
  • 閲覧(3,097)
  • 社旗福祉援助活動の意義と社会機能について
  • 社会福祉援助活動の意義と社会機能につい  社会福祉は、活動の側面で捉えるなら、人々の生活をその人にとって「意味あるもの」にするために様々な施策と、社会的なサービスの総体である。「意味あるもの」というのは、一人ひとりが人格として尊ばれ、人間として人間としての尊厳を保ちながら人間らしく、自分らしく生きることができるということである。  ここでいう施策とは、憲法第25条にうたわれている生存権の保障を柱にして、多くの福祉活動を推進する法律、政策、計画などを意味する。また、社会的なサービスとは、制度化されたもの制度化されていないものを問わず、人々の生活上の困難を解決したり、軽減したり、改善したり、困難を取り除く役割を担って人々にかかわるさまざまな援助をさしている。  社会福祉の援助のかつては、金銭給付、現物給付といった段階から、今日では対人援助や、社旗資源の活用による問題解決といった形の援助が主流となってきた。そしてその援助の目的も、人がよりよく生き、その人らしく生活し心身ともに充実した生活を実現するために、問題解決を求める人の自己決定を尊重し、その人の自立を支援し、全体としてその人の生活の質(
  • 福祉 社会福祉 社会 倫理 医療 地域 援助 人間 問題
  • 550 販売中 2009/03/18
  • 閲覧(3,801)
  • 社会福祉援助技術と援助過程 評価A
  • 社会福祉援助技術と援助過程について 社会福祉援助技術は、なんらかの生活上の課題を抱えた利用者への生活援助・自立支援を行う実践活動であり、究極的には、利用者の自己実現を目標に展開される。単なる一方的な技術・スキルの提供を意味しているのではない。利用者の課題解決や生活の改善・維持・向上に向けて、利用者の環境への対処能力を高めることにより、支援を展開することが必要である。 つまり社会福祉を必要とするところで、社会福祉援助活動が適切に展開されるために、専門的な知識と技術を用いた技法が必要である。 まず、社会福祉援助技術活動の構造について知るべきである。 社会福祉援助技術は①価値、②知識、③方策、④方法という構造を持った包括的で統合的な概念である。これらは、構成要素とも呼ばれている。 「価値」とは、実践を支える根底にあるもので、これまでに継続的に追求されてきた社会に対する考え方(人間観)である。 次に「知識であるが、実践は「人間と環境の相互作用」に着目し、利用者固有の生活を把握・理解することが重要である。ここでの「知識」とは、人と環境に関わる知識であり、「人間」を理解するための、心理・発達・行
  • 環境 福祉 社会福祉 社会 心理 発達 援助 地域 技術
  • 550 販売中 2009/03/18
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  • 社会福祉援助技術と援助過程  評価A
  • 社会福祉援助技術と援助過程について 社会福祉援助技術は、なんらかの生活上の課題を抱えた利用者への生活援助・自立支援を行う実践活動であり、究極的には、利用者の自己実現を目標に展開される。単なる一方的な技術・スキルの提供を意味しているのではない。利用者の課題解決や生活の改善・維持・向上に向けて、利用者の環境への対処能力を高めることにより、支援を展開することが必要である。 つまり社会福祉を必要とするところで、社会福祉援助活動が適切に展開されるために、専門的な知識と技術を用いた技法が必要である。 まず、社会福祉援助技術活動の構造について知るべきである。 社会福祉援助技術は①価値、②知識、③方策、④方法という構造を持った包括的で統合的な概念である。これらは、構成要素とも呼ばれている。 「価値」とは、実践を支える根底にあるもので、これまでに継続的に追求されてきた社会に対する考え方(人間観)である。 次に「知識であるが、実践は「人間と環境の相互作用」に着目し、利用者固有の生活を把握・理解することが重要である。ここでの「知識」とは、人と環境に関わる知識であり、「人間」を理解するための、心理・発達・行
  • 環境 福祉 社会福祉 社会 心理 発達 援助 地域 技術
  • 550 販売中 2009/03/18
  • 閲覧(3,766)
  • 教職:地域看護:地域社会と地域看護の考え方
  • 「地域社会と地域看護(地域保健)の考え方を論ぜよ。」 はじめに  将来目指す養護教諭の立場から、地域社会・地域看護について考察する。  地域社会とは二つの意味をもっている。ひとつは、地理的環境を共有しているという「地域性」であり、もうひとつは、共通の関心事や帰属意識、規範や制度を共有する「共同体」としての考え方である。つまり地域社会とは、一定の環境や特徴を共有する人々の集まりである。また地域看護(地域保健)とは、地域住民がその生活基盤の中で、自らの健康の保持及び増進を図ることができるように、必要な保健知識・技術を、地域社会に見合った形で組織に提供し、その健康生活を支援していく一連の活動過程のことである。健康増進・予防、早期発見・早期治療、リハビリテーションなど公衆衛生の1次予防から3次予防までの機能を包括している。 地域看護の特性  地域看護の基礎となる地域保健の目的は、憲法第25条第1項の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」第2項の「国はすべての生活部面について社会福祉・社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」という規定に基づき、すべて
  • 環境 福祉 社会福祉 地域 社会 健康 介護 学校 文化
  • 550 販売中 2009/03/19
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  • 社会福祉援助技術各論Ⅰ 理論と内容
  • 個別援助技術(ケースワーク)の理論と内容について述べよ。  社会福祉の専門家が、福祉サービスを必要とする人々に援助を行うことを社会福祉援助活動という。そして、その援助活動を進める方法が、社会福祉援助技術である。社会福祉援助技術には直接援助技術と間接援助技術があり、個別援助技術(ケースワーク)は直接援助技術の一つである。  1 ケースワークの理論  アメリカのリッチモンドはケースワークを次のように理論づけた。 ① ケースワークとは、「個人」と家族・友人関係・文化などの「環境」との関係に働きかける調整作用である。 ② ケースワークとは一人ひとりに応じて行う調整作用である。 ③ ケースワークの過程は結果を見通して計画的に行われる。 ④ ケースワークの最終目標は、利用者の適応能力の向上に置かれるべきである。  リッチモンドは、以上のようにケースワークの基本的枠組みとその視点を明らかにし、問題解決をはかるためには、援助者の優しさや努力といった人格的な感化だけでは不十分であり、心理学やそのほかの社会科学を用いた実践が必要であるとした。  S.バワーズの定義 「ソーシャル・ケースワークは、クライエントとその環境の全体またはその一部分との間に、よりよい適応をもたらすのに役立つような個人の内的な力、および社会の資源を動員するために、人間関係についての科学的知識および対人関係における技能を活用する技の本質と定義」バワーズはリッチモンドの時代以降に取り入れられた精神文析理論の結果に着目して、パーソナリティの適応能力に対する視点を援助技術に導入した。また、社会資源の動員と活用もその特徴に挙げている。 H.パールマン 「ソーシャル・ケースワークは、個人が社会的に機能する際に出会う問題をより効果的に処理できるよう援助するために、ある人間福祉機関によって用いられる過程である。」パールマンは「ソーシャル・ケースワーク―問題解決の過程」のなかで診断主義派と機能主義派を統合し、折哀派として役割理論を導入した問題解決アプローチを体系化することを試みている。 F.ホリスの定義 ケースワークは「逆機能の内的・精神的原因と外的・社会的原因の両面を認識し、個人が、社会関係のなかで、自己の要求をより完全に満足させ、いっそう適切に機能することができるように援助することである」と定義している。ホリスの「ケースワーク―心理社会療法」は、「人と状況とこの両者の相互作用の三重の相互関連性からなる“状況内存在としての個人”」ケースワークの対象にすえている。  2 個別援助技術の構成要素  個別援助技術の構成は、利用者と援助者の間の自己完結的なものではなく、開かれた視点のうえに成り立っている。それは、その援助者の属する機関の機能や両者の個人レベル以外の関係も含まれる。このような複雑な個別援助技術の実践の内容と特質を明らかにしていくために、共通に構成されている要素を理解することは重要である。ここでは個別援助技術に構造的な考え方を導入したパールマンの四つのPと、今日、一般的に承認されている五つの要素について述べる。  パールマンの四つのP ① 人(Person)その人の生活の社会的あるいは情緒的側面において援助を必要としており、自ら問題を解決するために施設・機関に訪れるクライエント(利用者)である。  ② 問題(Problem)利用者と社会環境との間に調整を必要とする状況である。  ③ 場所(Place)専門家としてのケースワーカー(援助者)が所属し、利用者の問題を効果的に解決援助するための施設・機関である。
  • ケースワーク 理論
  • 550 販売中 2007/12/20
  • 閲覧(3,139)
  • 科学社会学の歩み--エピソードで綴る回想録
  • R・K・マートン『科学社会学の歩み--エピソードで綴る回想録』サイエンス社、一九八三年、xv + 二五八頁。 訳者あとがき  本書はRobert K. Merton, The Sociology of Science: An Episodic Memoir, Southern Illinois University Press, 1979の全訳である。(ただし、「序文」で著者が述べているように、本書は元来、同じ出版社から一九七七年に刊行されたRobert K. Merton and Jerry Gaston(eds.), The Sociology of Science in Europeの第Ⅰ部として執筆されたものである。)  著者ロバート・K・マートンはアメリカの代表的な社会学者の一人であり、主著『社会理論と社会構造』(みすず書房)の邦訳などを通じて、我が国でも広く知られている。その研究対象は多岐にわたっているが、マートン社会学の出発点が学位論文「十七世紀英国における科学・技術・社会」(一九三八年)にあったこと、すなわち「科学の(歴史)社会学」こそマートン社会学の中核をなしていることは、夙にしられていたが、本回想録はその辺の事情を、一層具体的に明らかにしてくれた。  さて、われわれは本書において、科学社会学という専門分野の歩みを「科学社会学の父」とでもいうべきマートンの眼を通してみることができるわけであるが、本書では言及されていない科学社会学における新しい動向を簡単にみておきたい。  科学社会学の専門としていちはやく産声をあげたのは『科学の社会的研究』Social Studies of Science: An International Review in the Social Dimension of Science and Technologyである。一九八二年で十二巻を数えるこの雑誌は、現在二人の英国の研究者、D・エッジとR・マックロードを中心に編集されているが、プロソポグラフィーや引用分析などを含めて数量的アプローチが重視されていること、さまざまな専門分野-科学者集団の形成をめぐる実証的な研究が多いこと、さらには科学政策的な問題関心が強いことなど、大ざっぱにいって、本書で縷々展開されているマートン流の科学観および科学社会学を踏襲しているとみてよいだろう。  これに対して、一九七七年から年報形式で刊行され始めた『科学社会学年報』Sociology of the Sciences: A Yearbookは、マートン流の科学観および科学社会学を批判し、乗り越えようとする立場から編集がなされているように思われる。というのも、マートンは本書の末尾で、クーンの『科学革命の構造』を曲解したと(マートンがみなす)「鬼子たち」をその相対主義的科学観の故に厳しく断罪しているが、『年報』に依る論者たちは、まさに相対主義的科学観に基づく科学社会学の構築を目指しているからである。たとえば、『年報』は「編集方針」として次のような科学観を呈示している。    本『年報』の基本的な立場は、科学とは自然現象ならびに社会現象を理解するために社会的に構成された複合体である、と考えるところにある。したがって、本『年報』が目指しているのは、諸科学の発展の道を、一つの経過に還元してしまうような、科学知識に関する単一で一面的な図式の克服である。また本『年報』は科学知識の発展に関する研究と科学者に関する研究をあわせて行わねばならないと考えており、さらに社会変革や社会発展をめ
  • 全体公開 2007/12/24
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